先週末の土曜と日曜日、漁業としてのトローリング漁に出ました。
最近の琵琶湖では、あらゆる水深の溶存酸素濃度が一様になる“全層循環”(琵琶湖の深呼吸)という現象が今年もようやく無事に起きたことが話題ですが、水温が下がり濁りも入ってしまいビワマスの活性は落ち、不調が続いています。
なかなかに厳しい状況でしたが、土曜日に鱒屋オリジナルロッドの最終テストでレッドコアライン5色で流していたら、久々の60㎝級が出ました。完成間近の9ft、2ピースのプラナーボード&レッドコアラインシステム用ロッドは少し長めでバットが強く、電動リール
との組み合わせに対応しています。そのロッドの最終確認をロッドビルダーの方としている最中のヒットでした。
低水温期の琵琶湖では表層にエサが泳いでおり、それらを狙うビワマスもいます。表層にいるマスは船が近づくと逃げやすいのでプラナーボードを使い、仕掛けを船から離した状態で流していきます。今回は「インラインプラナーボード」を使用しました。レッドコアラインをなるべく船から遠ざけた位置から流すことができる、小さな装置です。60㎝級のヒットルアーは「珠スプーン天然素材」(日本鮑+マイラーチューブ)でした。
小さい方のビワマスは日曜日の昼に釣れました。天候は曇りでダウンリガーシステムを使用し、ロッドは鱒屋オリジナルの12ft(【AMPEX12'】)で、ヒットルアーは「珠スプーン 」(3g)。この日は鱒屋に駐艇している“アラさん”も出ていたのですが、3匹の釣果に恵まれていました。